チバニアンツアー

ネタとして古いですが、5月の学会時にチバニアンの見学ツアーに行って来ました。

チバニアンはニュースでも近年話題ですね。3年くらい前は講義で紹介しても学生の反応は薄かったですが、最近は名前くらいは聞いたことある学生が増えてきました。

私自身は宇宙空間の磁気圏などの領域が専門ですが、その磁気圏を形作っているのは地球自身が磁石であることが原因です。チバニアンはこの地球内部の磁石と関係した話でもあるので、勉強がてら(+専門の先生の説明付きという機会もあり)行ってきました。

いつもN極が北を示すのは、地球内部の磁石は(北半球側では)S極だからです。

このS極、N極は時々反転していることがわかっています。前回NSが反転した前後(約77万年前)の地層が連続的に残されているのは世界的にも珍しいとのことらしいです。この77万年前から10数万年前くらいまでの地質の年代をチバニアン(=千葉時代)として認めてもらおうというのが一連のニュース、と理解しています。将来の理科の教科書では普通に千葉時代とかチバニアンとか習うかもしれませんね。

この地層(千葉セクション)を見に行ってきました。

向かい側は普通に川ですので長靴など必須でした。

その他も色々とオプション付きのツアーで大変勉強になりました。地層は専門外でしたが、地層の見方などを聞いていると興味深い内容でした。養老渓谷も行ったのですが、ここと千葉セクションの違いなども面白かったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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